4月29日(日) 愛 |
今日は午前中のみボランティアに参加 午後はマザーハウスの日本人シスターのお話を聴きに行ってきました 集まった日本人は15人ぐらい シスターは私たちの悩みや質問に対して、 生前のマザーテレサの言葉や、 キリストの教えを交えながら優しくアドバイスしてくださいました mae&muraは仏教徒 ・・・とは言っても、そこまで熱心ではありません だから日常の生活で神様や仏様を意識することはほとんどないし、 ましてやキリスト教の教えなんて考えたこともなかった・・・ でもマザーハウスに通うようになって、 世界中からから集まったボランティアのほとんどがキリスト教なので、 活動前にお祈りの言葉や賛美歌を歌ったり、 ミサに一緒に参加して初めてその一端を垣間見た感じ 今日のお話のメインは『愛』 「コルカタの町を30分も歩けば、何十人もの貧しい人々とすれ違う。マザーの施設でどんなに精一杯のボランティアをしても、その外にいる人達にはお金をあげることも、ご飯を買ってあげることも出来ない。そんな現状に、矛盾を感じる」 というボランティアの一言に対して、 シスターはこんなお話をしてくださいました 「貧しさには、物質的な貧しさと精神的な貧しさの2つがあって、表面には現れにくい精神的な貧しさを救うことの方が難しい。物を買い与えて物質的な貧しさを解消してあげるにも限界がある。しかし、その人のために祈りをささげ、愛を与えることには限界はない。どんな些細なことであっても、そこにどれだけの愛を込めるかということに意味がある。」 シスターの言葉には「愛」とか「祈り」とか、 mae&muraには馴染みのない表現が多く出てきたので、 正直すんなり受け止めることが難しい部分もありました でも、シスターの迷いのない暖かい眼差しや、 優しい口調の中にも力強い説得力を感じ、 おぼろげながら「神に仕える」「神に忠実である」という姿勢を知ることが出来ました もう一つ、 このお話を聞いてスッキリした事がありました 実は先日、 ボランティア中に1人の患者さんが亡くなられました その患者さんが亡くなられる直前、 もう息も絶え絶えという時・・・ 彼女のベッドサイドにあったものは、 延命用の呼吸器や多量の点滴ではなく、 大勢のシスターやスタッフが祈る姿でした 日本の病院にはない宗教的な光景は、 少し違和感を感じていました しかし今日のシスターのお話を聞いて、 カーリーガート中のシスター達が、 たった1人の患者さんのために捧げた祈りや賛美歌に込められた大きな愛は、 どんな最新の延命処置よりも、 人間のぬくもりを感じることができる最善の処置だったということに気づきました ・・・なんだか頭の中がグチャグチャしてて考えがまとまりにくいですが、 日本ではあまり考えることの無かった 宗教や死、愛について考える機会を与えてくださったシスターに感謝です! ☆マザーハウスのシスターのお話情報☆ ・毎週日曜日、午後4時30分、マザーハウス集合 ・所要時間約1時間 ・ボランティア登録して無くてもOK! ・キリスト教について、マザーについて知るならぜひここへ!! |
by maemuraheritage
| 2007-04-29 23:05
| INDIA
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