世界AIDSデーに思うこと |
今日、12月1日は『世界AIDSデー』 AIDSは1981年にアメリカで始めての患者が報告されて以降、世界規模で爆発的に増加しつつあるHIV/AIDSについて正しい知識を持ってもらい、それを食い止め、また患者や感染者に対する差別や偏見を解消しようという目的で、1988年に国連で制定されました AIDS(後天性免疫不全症候群)は、HIV(ヒト免疫不全ウィルス)に感染した後、潜伏期間を経て免疫機能の低下により様々な感染症や悪性腫瘍を発症する病気です 先日、UNAIDS(国連AIDS合同計画)が『AIDS Epidemic Update』という世界のHIV/AIDSに関する統計や動向をまとめた報告書の最新版を発表しました その報告書によれば、現時点でのHIV/AIDS患者は3950万人で、年々患者数は増加しているそうです。最も患者の多い地域はサハラ以南のアフリカで、全患者の60%に当たる2470万人が集中しています。人口に占める患者率は、5.9%、17人に1人はHIV/AIDSに罹っているんだそうです では、私たちの住む日本はどうでしょう? 平成17年のデータでは、日本のHIV/AIDS患者数は1,199人、うちHIV感染者は832人、AIDS患者は367人だそうです。人口に占める割合は0.01%、10,000人に1人・・・この数字を見て、自分には関係ないと思うか、自分のこととして考えるか、あなたはどっちですか? 私は学生の頃、「国際協力」や「発展途上国」に強い興味を持って、夏休みなどの休みを利用して、いくつかのNGOが主催するスタディーツアーに参加していました 主にタイ・カンボジアの農村地帯の開発や保健衛生について学んだのですが、どの国のどの地域に行ってもHIV/AIDSは深刻な問題となっていました NGOのプロジェクトを見学したり、スタッフに仲介してもらって、AIDS患者さんやその家族、親をAIDSで亡くした子どもたち(AIDS孤児といいます)の話を聞いたりすることができ、様々な問題について考えることができました その中でも、特に印象に残っている、いくつかのエピソードを残しておこうと思います (残念ながら今日はここまで!今からお仕事行ってきま~す) |
by maemuraheritage
| 2006-12-01 13:15
| ちょっと誰かと旅☆
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